
『ダニエル・ヤーギン著『新しい世界の資源地図』を読み解く|2050年の日本エネルギー戦略と地政学的課題』
過去記事「ダニエル・ヤーギン著『新しい世界の資源地図』から考える|2050年日本のエネルギー・資源戦略(2022年5月投稿5記事再掲)」再掲の経緯
デジタル終活の一環として、数年前から運営するWEBサイトの整理を課題として、あれこれ悩み、試行錯誤を繰り返してきています。その以前の失敗も多く、なかなか意思決定できないでいたのですが、さすがに2025年に入ったので、2050society:2050年の望ましい日本社会の創造を掲げての方針を決めなければ。
持っているドメインの整理も、デジタル終活の重要なテーマのひとつ。
そこで、当サイトのドメインが、レンタルサーバーの契約期間中は無料なので、ここに従来の複数のドメインを利用したサイトを吸収・統合することに。
本稿は、その一環としての、過去記事の再掲になります。
2022年2月に日本で発売された、ダニエル・ヤーギン氏著、黒輪篤嗣氏訳の『新しい世界の資源地図 エネルギー・気候変動・国家の衝突』(2022/2/10刊・東洋経済新報社)
2022年5月に、この書を紹介した以下の記事から、振り返りを始めています。
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すべての国会議員が読むべき書。ダニエル・ヤーギン氏著『新しい世界の資源地図』:「勝手に新書」シリーズから(2022年5月2日投稿記事)
長引くロシアのウクライナ侵攻に関する新しい動向を伝える情報に、日々注視・注目し、追いかけている日々。
そうした情報と直接的につながっているのが、ロシアのガス・原油を巡るグローバル社会におけるエネルギーに関する動向です。
その日々において知ったのが、ダニエル・ヤーギン氏著、黒輪篤嗣氏訳の『新しい世界の資源地図 エネルギー・気候変動・国家の衝突』(2022/2/10刊・東洋経済新報社)です。
原題が『The New Map』。
この新書紹介シリーズは、お手頃価格の新書をもっぱらとしていますが、同書は、536ページの本文と50ページの索引・原注で構成する、まさにハードカバー書。
新刊書なので、いつものように中古書を探し求めてとはいかず、税別3,200円で買い求めました。(もちろん、ポイント利用ですが。)
新型コロナのパンデミック下での執筆・発行書ですが、ロシアのウクライナ侵攻開始前に発刊されたものです。
タイミング的には、その事件を予想してのものとも思わせる、非常に読み応えのある書でした。
※その構成は、文末にあるとおりです。
ここでは、本書は、すべての国会議員が読むべき書であること、そして20年・30年・40年後の日本のエネルギー戦略の在り方を考えてもらいたい20歳代・30歳代の方々にも是非読んで頂きたい書、としておくにとどめます。
とは言うものの、国会議員にとっては、本書の価格は何の問題もないでしょうが、誰でも気軽に買い求めることができる金額ではないのが残念です。
1冊または、前編・後編の分冊の新書版にしてもらえるといいのですが。
新書主義の私、年金生活者の私にとっては、かなりの思い切りが必要でしたので。
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ダニエル・ヤーギン著『新しい世界の資源地図 エネルギー・気候変動・国家の衝突』の原題のフル表示は、
” The New Map:Energy,Climate,and the Clash of Nations “。
同原書は、ロシアのウクライナ侵攻以前、昨年2021年に出版されたものです。
その侵攻・防衛戦に伴い日々報じられる地政学とエネルギー等に関する情報は、このヤーギンの最新著の内容と深く関連しており、それは、今後のグローバル社会のそれらと結びつくものでもあります。
そこで、今回から4回にわたって、「ダニエル・ヤーギン著『新しい資源地図』から考える、2050年日本のエネルギー・資源戦略」というテーマで同書の内容を概括します。